犬の甲状腺機能低下症−老犬のかかりやすい病気

犬の甲状腺機能低下症
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甲状腺機能低下症 糖尿病 心臓病 前立腺疾患 子宮蓄膿症
歯周病 白内障 皮膚疾患 股関節形成不全 認知症(痴呆)
会陰ヘルニア

犬の甲状腺機能低下症とは?


甲状腺は人と同じように喉の両側にあって、甲状腺ホルモンが分泌されています。
「甲状腺ホルモン」は エネルギーや栄養の代謝に関わるホルモンで、動物がいきいきと活動するのに不可欠なホルモンです。

甲状腺機能低下症は甲状腺の機能が低下し、この甲状腺ホルモンの分泌量が不足する事により起こるさまざまな症状をいいます。

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犬の甲状腺機能低下症の症状

身体のあらゆる臓器の機能・代謝から末端では皮膚の新陳代謝にまで影響が出ます。

皮膚疾患や脱毛、だるそうな動きやむくみなど、目で見て分かる症状も多いので、変だなと気付く飼い主さんも多いと思います。

 

動きが鈍いことや毛がハゲることはただの老化だと勘違いして放置しないでください。
全身の代謝機能低下が重症化すると死に至ります。

 

ただ、甲状腺ホルモンの分泌低下は他にも 腫瘍や糖尿病、循環器の疾患などが原因で起こることもあるので、気になることがあればすぐに病院の診察を受けてください。

 

 犬の甲状腺機能低下症の症状は個々で違いがありますが、元気がなく寝ていることが多くなったり動作や反応が鈍くなります。顔もだら〜んとした感じに見え、鼻先の被毛が薄くなって肌が見えてきたりします。

 

お腹の毛の脱毛や皮膚の色素沈着(黒ずむ)が見られたり、皮膚炎や外耳炎を起こす場合もあります。寒さに弱くなります。

小型犬より大型犬に多く発症するようです。5才以上の大型犬は気をつけたい病気です。

 

 病院診察を受けてみて、甲状腺ホルモンの分泌不足の原因が甲状腺の機能低下によるものとなれば、甲状腺ホルモンを薬で投与します。

 

完治することは望めませんので、発症すると定期的に血液中のホルモン量を測定しながら、投薬はずっと続けることになります。

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