ドッグフードの添加物|必要な理由&ギモンな目的

ドッグフードの添加物|必要な理由&ギモンな目的

ドッグフードには、いろいろな食品添加物が使われています。
外袋の「原材料」の欄には、メインの肉や魚などから始まり、後の方に添加物の表示があります。

ところが、改めて「原材料」の名前を一つ一つ見ていっても、「これってなんだ?」というものも多くて、あまりよく分からない。というのが、正直な私の感想です。


ドッグフードを選ぶときに、主となるたんぱく源などの素材も気になりますが、
ここではまず、
  • 添加物にはどんなものがあるのか?
  • 添加物は何の目的で入れられているのか?
を、調べてみたので紹介します。

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主な添加物の種類と目的

添加物は大きく3つに分けられます。

1.栄養バランスを整えるために用いられているもの
2.ドッグフードの品質を保つために用いられているもの
3.美しく・おいしく整えるために用いられているもの


1.栄養バランスを整えるための添加物
  • ビタミン・・・ビタミンA・D3・E など
  • ミネラル・・・鉄、カルシウム、リン、マグネシウムなど
  • アミノ酸・・・必須アミノ酸(体内で合成することが出来ないもの)
【目的】栄養分を補強して栄養価を高めるのを目的に用いる。



2.フードの品質を保つための添加物
  • 保湿剤・・・しっとりとした質感を出すために使う
  • 酸化防止剤・・・油脂が酸化する身代わりになって無害な物質に分解される
  • pH調整剤・・・微生物を繁殖しにくくするためpHを酸性に保つ
  • 保存料・・・微生物そのものの繁殖を妨げる
  • 乳化剤・・・チーズなどのような乳製品では油脂と水分が均一に混ざりあうように使う
【目的】有害な微生物(ウイルス、細菌、カビなど)から品質を守るため



3.美しく、おいしく整えるための添加物
  • 増粘安定剤・・・ウェットフードのしっとり感やゼリー状のとろみをつける
  • 着色料・・・色のばらつきをカバーする(原材料自体のばらつき)
  • 発色剤・・・肉や魚の缶詰やモイストフードの鮮やかな色を保つ
  • 膨張剤・・・お菓子タイプのおやつなどのふっくらした食感を出す
【目的】質感・食感・形を整える・見た目を良くするなどの目的



まとめ


1.の栄養のバランスを整える添加物と、2.のフードの品質を保つための添加物は必要かと思います。
ただし、使用する添加物は何でも良いわけではありません。

3.美しく、おいしく整えるための添加物の、発色料・着色料・増粘剤・膨張剤などの使用は、「いったい誰のため?」と感じるのは、私だけではないと思います。

例えば、着色料。
「野菜入り」と表示してあるフードやおやつの中に、きれいな赤や緑の粒が入っているものを見かけます。
わざわざ緑黄色野菜をアピールするための着色をしてあるんだろうと思いますが、はたして必要でしょうか?もしも合成着色料が使われているとしたら・・・と思うと不安です。

犬は食べ物は匂いによって嗅ぎ分けているので、色はあまり見分けはつきません。これはフードやおやつを買う「飼い主向け」である以上、買う側が避けるようにするしかないですね。


ドッグフード,添加物こういったドッグフードに使われる添加物の良し悪しや、犬たちの健康に及ぼす影響については、気になるところですので、別のページで取り上げています。
ドッグフードに使われる添加物
ドッグフード「国産」なら大丈夫?3つの問題点

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