愛犬に必要なカロリーの計算方法とフード量
犬の適正体型を維持していくためには、まず1日どれくらいのカロリーが必要なのかを知ることが大切です。カロリーが分かると1日に摂取するフード量が分かります。
計算式がありますので、一度、実際に数値を入れて計算してみてください。
1日の摂取カロリーの計算
(体重×30+70)×指数=摂取カロリーkcl/日
※「体重」とは、その犬の適正体重です。
「指数」は
※中高齢犬は7才以上
子犬・妊娠中・成犬・中高齢犬によって、基礎代謝量や運動量の違いが数値になっています。また、避妊や去勢済の犬の場合、肥満に傾きやすくなるために差が出ます。
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「中高齢犬(♂去勢済み)適正体重30kg」の犬で計算してみます。
計算式に当てはめてみると、
(30kg×30+70)×1.2=1164kcl/日
1日の摂取カロリーは、1164kclとなります。
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「適正体重」とはその犬にとって、適正な体型を保った状態のときの体重です。
生後、1年〜2年の頃の体重とも言われますが、実のところ私は覚えていません。^^;
「適正体重」が分からない場合は、現在の体重で一応計算してみてください。
◎今現在の愛犬の体型が適正な体型かどうか?
体型チェックの方法がありますので、調べてみてください。
良い体型であれば、今が「適正体重」といえますね。
詳しくはこちら。
家庭でできる愛犬の肥満をチェック!
「適正体重」が分からない場合
愛犬の体型をチェックしてみて肥満傾向にある場合は、ここで算出した1日の摂取カロリーやフードの量は(おやつも含め)減らす必要があります。
今後も体型の変化を常にチェックして、良い体型のときの「適正体重」を保てるよう 1日の摂取カロリーを調整していくことが必要です。
1日のドッグフードの量は?
計算式で1日の摂取カロリーが分かりました。では、いつも食べているドッグフードで何グラム摂れば良いのでしょうか?
ドッグフードの袋に書かれている100gあたりのカロリー(kcl/100g)を元に算出します。
仮に、1日の摂取カロリーを1164kclとすると、350kcl/100gと表示のあるフードであれば、
1164kcl÷360kcl×100g=323g
1日あたりのフード量は323gとなります。
注)1日のカロリーはフード以外のオヤツなども含めたカロリーなので、オヤツを食べればフード量は減らします。
ここで計算したカロリーは一応のめやすとして微調整してください。
消費するカロリーは犬によってかなり違いがあること。また、同じ犬でも夏と冬で基礎代謝や運動量が変わるなど一定とは言えません。