高齢犬生活のポイント−食事

人気の寒天ダイエット!与える量やヨードのこと

人気の寒天ダイエット!与える量やヨードのこと

低カロリーで腹持ちが良くて、犬のダイエットにもスグレモノの寒天ですが、いざ与える時になってふと疑問が湧いてきました。

 

  1. 犬にはどのくらいの量を与えても良いの?
  2. 寒天はずっと食べさせてもいい?
ということ。

 

 

1.犬にはどのくらいの量を与えても良いの?

 

人の場合、寒天の1日の適正摂取量は、1日6グラムとなっています。
単純に体重比で計算すると、30kgの犬だと1日3gまで?・・・なんて単純すぎますよね。

そもそも、寒天メーカのホームページで書かれていた、人の適正摂取量の6gすら微妙です。

食物繊維の摂取量が不足しているというところから、算出された数字のようにも思えました。
しかし、探していると、適正摂取量が1日2gやら、4gといった数字も見かけましたので、よけい分からなくなりました。

この上さらに、犬のこととなると、どこにも答えは見つけられず、「犬にはどのくらいの量を与えても良いの?」の答えは分からないままです。

 

 

先日、ゴルくんに作ってあげた寒天ゼリーは、4gの寒天を使っています。
それを2日かけて食べていますので、1日2g。
うちのゴルくんの体重は30kg以上あるので、一応、適正範囲内ではないかと思うことにしました。


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2.寒天はずっと食べさせてもいい?

食事の量が増えるのと、とても美味しそうに食べていたので、続けてずっと作ってあげたいと思っていました。
けれど、調べていくと、ちょっと気になることを書いているサイトもありました。

 

犬,寒天,量,ヨード 気になった寒天に含まれるヨード(ヨウ素)と甲状腺機能低下症のこと

 

寒天は海藻(テングサ)が原料で、海藻には付きもののヨード(ヨウ素)が含まれています。
このヨードは甲状腺疾患になると摂取を制限される成分です。

甲状腺機能低下症は高齢になった大型・中型犬でみられる病気です。しかも、甲状腺機能低下症になり易い犬種の一番にゴールデンレトリバーが挙がっているほど、老犬のゴールデンには心配される病気です。
  ⇒ 犬の甲状腺機能低下症

 

ただ、よくよく調べてみると下の表にあるように、寒天に含まれるヨードの量はさほど多い方ではありません。(数値は100g中に含まれるヨードの量(マイクログラム)です。)

 

ヨード含有量 100g中(μg)

寒天 21
ところてん 240
カットわかめ 8500
ひじき 47000
全脂無糖 ヨーグルト 17
普通牛乳 16

 

同じテングサから作る「ところてん」に比べたら、かなり少ない含有量です。

作った寒天ゼリーは1日分で2gの寒天が入っています。
21μg÷100g×2g=0.42μg/1日 

1日0.42μgのヨードを摂ったことになります。  

例えば、表にある「全脂無糖ヨーグルト」を50g食べたとしたら、8.5μg。
これだけで、寒天の約20倍になります。

こうして比べると、寒天に含まれるヨードに関しては、心配する必要はないと思います。

 

 

寒天だけではないですが、どんな食べ物でも量はほどほど、バランスが大切です。
寒天ばかり食べて体重を落としても、栄養が取れていなかったら病気になります。

基本、フードで栄養のバランスが取れているのですから、太る原因のオヤツやおねだりの間食を減らすことが優先です。

ダイエットが目標に達したら、寒天に頼らず、普通のフードで体重を維持するのが良いのではないかな・・と思いました。
でも、とても喜んで食べていたので、たまには目先を変えて作ってあげようと考えています。

 

わが家のゴルくんにかさ増し用の寒天ゼリーを作ってみた記事です。

 ⇒鉄腕ダッシュの犬のダイエットレシピ!寒天ゼリー作ってみた


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