老犬の散歩の時間や距離はどれくらい?
老犬になると、それまで散歩で歩いていた時間や距離も、年齡や身体の状態、季節に合わせて柔軟に変えていく必要がでてきます。
例えば大型犬の10才は人の年齡で言うと75才くらいです。
若いころのようにスタスタとは歩けなくなってあたり前ですし、シニアになってからは散歩途中で立ち止まる・歩かなくなるということも増えてきます。
老化に伴って・・・
- 足腰の筋力が低下してくる。
- 関節が硬くなってくる。
- 足の動きも柔軟性がなくなって歩幅も狭くなる。
歩調もゆっくりで、進む速度が落ちてくるのは仕方ありませんね。
歩くことは全身運動なので、若いころとは違って疲れ方も違うでしょう。
歳を取ればこうした老化に伴う変化に加え、個体差があるのも当然で、老犬の散歩に適切な時間や距離は?といっても、一概に年齡だけで決められなくなってきます。
老犬になると、歩く速度も日によって違うので時間で縛るのは必要ない気がします。
適切な散歩の距離を決めるには、散歩の途中でいつも歩かなくなってしまうポイントを目安にするのも一つだとは思いますが、あまり短い距離だと筋力も維持できなくなりますから、季節も含めてその辺りは柔軟に決めることが必要ですね。
◆散歩は季節によって距離も時間帯も柔軟に
老犬といえど知恵と経験はあるので、我が家のゴルくんのようにショートカットで早く帰れる道もよく知っていて、その場所で動かなくなったりしますから、知恵比べみたいなところもあります。
私はオヤツで釣りつつ、褒めつつ歩かせてみます。
スタスタ何もなかったように歩くときもあるので、その後の様子でその日の散歩は切り上げるか続けるかを判断するようにしています。
調子よく歩く日もあれば、日によっては途中に何度も止まって動かないこともあったり、歳を取るほどほんの1ヶ月前と急に様子が違ってきたりすることもあります。
飼い主としてもその変化には注意しながら、余裕を持って愛犬に合わせた散歩を心がけたいですね。
だんだん距離は短くして回数を増やしてあげるのも方法です。
また、季節によっても切り替える必要があります。
大型犬の老犬で、特に気をつけたいのが夏の散歩。
夏の暑さが厳しい時間帯は絶対に避けてください。
まず、冬と同じような時間や距離を無理やり歩くことは不要で、暑い時期だけ少し距離を減らすことも一つです。
涼しくなればまた歩くようになるでしょう。と、気楽に捉えましょう。
わが家では暑い時期は日差しを避けて、朝の散歩は日の出前の4時半や5時といった時間帯に変えています。
超早起きになりますが、自分自身も暑いのが苦手なので苦になりません。
夏の間は早朝に散歩する大型犬は多くなるようで、この時期は毎年いつもの顔ぶれとお目にかかるようになります。