犬の散歩のあとのクールダウンの方法「わが家流」
暑い季節は散歩から帰ったあとも、犬の「ハッハッハッ」という荒い呼吸が止まりません。
これも犬が唯一自力でできる体温調節の方法なので仕方ないのですが、
老犬になると、こうした体温を下げるためのパディング(ハッハッハッという呼吸)すら、さらに体力を消耗してしまいます。
早くクールダウンして普通の呼吸に戻してあげたいものです。
散歩から帰ったらそのまま川に行くとか、プールで水浴び・・なんていう恵まれた環境だといいですが、なかなかわが家ではそうはいきません。
「わが家流」散歩後のクールダウン方法
わが家でこじんまりとやっているクールダウンの方法です。
散歩から帰ったら、外でバケツに水を張って足の汚れを落とします。
これも控えめですが、一応クールダウンです。
足洗いに使っているバケツは、子供用の小さなバケツなんですが、水にトボンと足を浸けると気持ちが良いのかじっとしていますよ。
水を嫌う子でなければ、*トロ舟や、子供用のプールに水を張って、お腹や身体まで濡らしてあげるとか、ホースで水をかけてあげるともっと良いのかも知れません。
ただ、わが家はゴールデンレトリバーなので、ビチョビチョに濡れてしまうと、朝の時間に乾かすのはとても無理なので、これが精一杯です。
短毛の子なら良いかな。と思いますね。
*「トロ舟」・・・コンクリートを混ぜるのに使われるプラスチック製の四角いケース
タオルで足の水を丁寧に拭きとったら家に入り、足を乾かすより前にクールダウンです。
ドライヤーを冷風にして、毛に逆らって肌に届くように風を送ります。
これはかかりつけの病院のリハビリ担当の先生から聞いて、すぐにやるようになりました。
犬の体温を下げる時は、脇の下と内股を冷やすのが通例です。が、私は先に顎下〜喉元〜首元に風を当ててあげます。
ここに風を当ててあげると、とても気持ちよさそうな顔をします。
犬が体温を下げるためのパディングは、口内の空気を交換することで熱を放出しています。なので、喉もとあたりを冷やすこともいいだろうと思います。というか、犬の表情を見ていてそう思うんですけどね。
他に、後頭部とか耳の後ろあたりも気持ちよさそうです。
あとは両脇〜後ろ足の内股〜お腹や背中へと順に冷風を送ってあげてください。
ちょっとした手間ですが、これで普通の呼吸に戻るのも早くなります。
暑い時期、散歩あとのクールダウンの参考になればと思います。
その後、もちろん足もきれいに乾かしてくださいね。
気温の高い時期は肉球の間に湿気を残すと、蒸れて雑菌が繁殖して赤くなったり、痒くなってしまうので気をつけましょう。