犬の後ろ足が弱っているときのリハビリ方法

老犬の後ろ足が弱っているときのリハビリ方法

後ろ足が弱っている犬のリハビリ方法

わが家のゴルくんは股関節に問題を抱えています。
股関節形成不全で関節のはまり方がゆるく、亜脱臼を起こしてはビッコを引くことを何度も経験してきました。

サプリメントもずっと続けていて、今のところ亜脱臼もなく生活できています。
たぶん、今はまだ年齢的に筋力もあるので、関節をカバーできているんだと思いますが、このまま歳をとったら歩けなくなるのでは?という不安はずっとあります。

 

散歩だけしていれば後ろ足の筋力は維持できる?

愛犬も今年6歳になり、シニアの仲間入りもすぐ目前に迫っています。

散歩コースには上り坂を取り入れて歩くなど、一応後ろ足の筋肉を意識して使うようにしていますが、これで良いのかどうか分かりません。

足が弱ってしまうまでに、他に何か筋力を維持する方法はないか?と考えてしまいます。
私の知識でとりあえず思いついくのは、後ろ足のマッサージくらいです。

そこで先日、通っている病院の先生に後ろ足のマッサージを教えてほしいとお願いしてみました。
すると、トントンと話が進み、試しに一度やってみないか?と誘われたのが、「ウォータートレッドミル」という水中歩行のトレーニングです。

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弱った後ろ足を積極的に鍛えられる「ウォータートレッドミル」


ウォータートレッドミルの「トレッドミル」はルームランナーとかウォーキングマシンとか言われる器具のことです。
動く歩道みたいにベルトが動き、その上を歩いたり走ったりしてトレーニングできます。
ウォータートレッドミルはそれがそのまま水中で行なえるようになった水槽みたいなものです。日本語だと水中歩行トレーニングでいいでしょうか。

関節にトラブルのある場合でも、水の中なら浮力があるので痛みや関節への負担を軽減して、足本来のスムーズな動きができるのが良いところです。
それでも水中の運動量は4倍になるといいますから、短時間でも効果が期待できます。

筋力アップのトレーニングや手術後のリハビリ、ダイエットに使われていて、成果も出ています。人間用のものから派生して、最近では動物病院でも同じように用いられるようになってきました。


股関節にトラブルがある子は、普段の歩き方を見ても後ろ足の関節の動きが悪いです。可動域が狭く、後ろ足の膝は伸びたままで、ただ前足が進むのに任せて着いていってる感じです。

ちょうど少し開いたコンパスを、右、左、右、左、とクネクネ動かして前に進むのに似ています。ウチのゴルくんも、まったくこの通りの歩き方(モンローウォーク)です。


関節も動かさず、関節周りの筋肉が動いていませんから、これでは散歩で歩いてもうまく筋力が鍛えられているかは疑問です。
そこで、こうした普段の散歩では動かせていない筋肉や関節のトレーニングを、ウォータートレッドミルでカバーしようというわけです。


水中歩行トレーニングを体験してきました

予約をとって、初めてウォータートレッドミルの水中歩行トレーニングを試してきました。

ウチのゴルくんの反応は・・というと、最初は水と動く床?に戸惑っていましたが、すぐ慣れて歩いてくれました。

見ていて驚いたのはいつもと違う「後ろ足の関節の動き」です。
関節に問題のある子でも、水の中だと自由に関節を動かすんですね。

膝もちゃんと曲げて伸ばして、大腿部もちゃんと引き上げて足を前に出しています。
ちょうど犬かきで泳ぐときの動作と同じで、足全体を使っているのが見て取れます。

水中歩行トレーニングは足だけでなく全身の運動にもなるし、股関節を取り巻く筋肉の維持が期待できそうです。
今はまだ慣れておく程度で良いので、月一のペースで続けることにしました。


負担のかからない水中歩行「 ウォータートレッドミル」

   ↓足の関節に注目!よく動いているのがわかるでしょう?

 

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