もしも老犬が歩けなくなったら・・・
犬は歩くことが少々不自由になったときでも、介助してあげると普通のように歩こうとします。
後ろ足が不自由になった犬に車椅子を着けると嬉しそうにどんどん駆けまわるように、本能として犬が持っているものなんですね。
体重を少し減らしつつ、筋力を付けるように介助して歩くリハビリを続けた結果、
後ろ足が腰砕けになって歩けなくなっていた老犬が、また自力で歩けるようになった。という話もあります。
私たちが足の関節に何らかのトラブルが発生して病院にいくと、お医者さんからは痛み止めを飲んででも歩くことを勧められます。
それは筋肉を落とさないことと、さらに筋力を鍛えることで傷んだ関節をカバーしようという考えからです。
同様に、犬の歩けない様子を見ていて、可哀想だから・・・とそっとしておくことは、寝たきりになる期間を増やしてしまうことにつながるかもしれません。
歩かせてあげることは可哀想ではないと思います。
これまでの経験で、犬は介助してあげると自力で歩こうとして足をちゃんと前へ動かすのを何度も見てきましたから。
犬も歩けなくなったり、自分の身体が思い通りにならないことで落ち込む(プライドが傷つく)といわれます。
確かに飼い主さんの肩にかかる介助の手間は大変かもしれませんが、まだ動きたいと思っている犬にとっては(無理をさせないことは大前提ですが)、たとえ何分かでも外に出て歩くことは自信の回復にもなるのではないでしょうか。
犬だって私達と同じなんだと思いますね。
散歩中のようすに注意!
長年いっしょにいる愛犬ですから様子を見て分かると思いますが、以下のようなときは要注意です。
- 息が荒く舌をだらりと出しているとき
- 舌が紫色になっているとき
- 首をあげないで、もたれかかる・ぐったりしている
散歩の途中でも無理をせずにすぐに帰って安静にしてあげてください。
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