犬におむつはいつから必要?
愛犬の老化とともに、そろそろおむつが必要なのかな?という場面がでてきます。
どんなにしつけのできている犬でも、トイレの失敗や寝ている間に失禁などを起こします。
認知症や足腰が立たなくなってくると、行き倒れのようになっておしっこまみれになっていることもあります。
おむつを着けよう。となる理由は、やはりおしっこやウンチを失敗した後の始末の大変さですよね。汚れた身体を洗ったり、部屋の後片付けなどが1日何回もですから。
おむつのデメリット|着けたら楽になる?とは限らない
おむつを付けると飼い主さんが楽になるかと思ったら、そうでもないこともあります。
- 愛犬のストレス
まず、おむつが初めてのワンコにとっては、何かが身体にくっついて取れない!と、とてもストレスになります。(慣れてもらうしか無いのですが)
- おむつからおしっこが漏れる
犬のおむつを使うと必ず経験することです。
犬の体型上仕方ないのですが、おむつを着けても人のように肌にフィットしませんので、おしっこが皮膚を伝って横モレを起こします。尻尾の穴から漏れることもあります。
- おむつかぶれをおこす
おむつで覆ってしまうと、おしっこやウンチをしても犬は知らせることもできないし、飼い主さんも気付けません。
汚物を付けたまま時間が経ってしまう可能性も高く、犬の肌は弱いのですぐにかぶれを起こします。
ひどい時はばい菌が入って皮膚炎や膀胱炎まで引き起こします。
これらはおむつを使うと、必ずといってよいほど経験する悩みです。
これでは犬にとっても飼い主さんにとっても、良いものとは言えなくなってしまいます。
もちろん、お出かけで家を留守にするときやお世話の出来ないときは、おむつを利用する必要はあります。
けれども、トイレに失敗するようになったから、即オムツ!と決めつけないで、極力おむつを使わないで過ごせる方法は無いか?も考えてみてください。
おむつ無しで過ごすことを基本に
おむつを着けっぱなしではなくて、着けずに過ごせる時間も有るのではないでしょうか。
- 毎日のおしっこを散歩のときだけと決めずに、間に1〜2回外に出してあげる。
- 自力でトイレスペースまで行き辛いなら、一日のサイクルを測ってトイレに連れて行く。
- 後ろ足が立たない子はハーネスなどで介助して、排泄させる。
- 眠っているときは、ペットシーツを敷いておいて汚れたらすぐ取り替える。
また、
なども可能ではないでしょうか?
長い時間、汚れを皮膚や被毛に付けたままいるよりずっと衛生的です。
どうしてもおむつが必要になるまでは、自力でトイレの習慣を続けられるよう介助してあげてほしいなと思います。