老犬になったら始めたい後ろ足のマッサージ
血行をよくします
頭をなでる。背中をなでる。足を擦る。耳を周囲を揉む。などなど、これらも全部マッサージの延長です。
犬のマッサージのツボや経絡を勉強しなくては・・・と、難しく考えなくても良いと思います。
先ずは身体を撫でることや擦ることを始めてみてください。自分がやってもらっているつもりで、ゆ〜ったりした気分でやってあげます。
最低限注意することは、強く押さえたり動きを早くしないことです。また、犬が触られて嫌がる部分は避けます。
あくびをするときは「ちょっとイヤだな〜。」と言っているシグナルです。
せっかく気持よくて夢心地だったのにイヤなところを触られたら醒めてしまいますからね。無理強いする必要はありません。
一般的に犬はお尻とシッポ、足先、鼻先や口元などは触られたくない部分といえます。
でも、パピーの頃からずっとスキンシップをとってきていると全く気にしない子もいますから、一概には言えません。飼い主さんなら大切な愛犬のこと、触ってイヤがる箇所は分かっていますよね。
犬のマッサージは、寝たきりになってから始める。というよりは、シニアになって運動量が減ってきてるな・・と思うころから始めるのが良いと思います。触ることでリンパの流れや血行を良くします。
人間もそうですが、歳を取ると運動量も減るので筋力も落ち、動きはぎこちなくなります。そのままにしておくと筋肉が固くなって、足が突っ張ったままで硬直してしまいます。
老犬にとってのマッサージは、それまでの散歩に代わるせめてもの運動と思って続けてあげたいですね。
スキンシップが血行を良くしたり、話しかけるコミュニケーションが脳への良い刺激になります。
わが家の同居犬のゴルくんはパピーの頃から、毎朝散歩の前に身体中をさすったり揉んであげたりするのが習慣になっています。ずっと触っていると小さなプツも手にあたるので分かります。
継続することで身体の変化や異常も早く発見できますから、こうして普段のようすを知っておくと病院で診察をうける時に役立つはずです。
犬のマッサージとストレッチ
マッサージ ・・・・肉球、足
肉球は人の手のひらや指と同じように身体の神経とつながっています。
ひと指ずつマッサージするように肉球もやさしく一つずつ触ってあげます。
一番大きな手のひらにあたる肉球はそのままつまむようにモミモミします。
外側の指の間(水かき)は指ではさんで離すを何度か繰り返します。
足首の細い部分はギュッと握ったりゆるめたりしながら手をずらしていきます。
さする ・・・・お腹、脚、身体全体
じっと寝たままになると内蔵の動きも悪くなりますので、やさしくさすってあげます。
時計回りになでると便秘の解消にも役立ちます。
寝たきりなどで動かないと末端の血行が悪くなって冬場には足先が冷えてきます。足先からさすってあげます。
身体全体はやさしいブラシでのブラッシングも効果があります。
ストレッチ ・・・・前脚、後ろ脚、足先
前足・後ろ足とも膝を手で支えゆっくりと曲げて、伸ばして、をします。
後ろ足全体を曲げ伸ばしは、股関節に片手を置いてもう一方の手で、太ももをゆっくり身体に近づけたり伸ばしたりをします。
足先は肉球を手のひらに(ハイタッチするように)当てて、足首を押したり伸ばしたりします。ちょうど人の手首を立てたり伸ばしたりする感じです。ゆ〜っくりやさしくですよ。