犬にも靴やくつ下の必要性があると思うワケ
犬の靴下や靴も、最近ではいっぱい種類や数が増えています。これも必要があってのことかも知れません。
この私も、「犬に靴なんて・・・。」と、ちょっと引いた目で見ていたのですが、いえいえ、犬にも靴下や靴の必要な場面があるのを知りました。
不意に事が起こってからより、普段から靴やくつ下に慣れておくのも大切かと思います。
犬の靴・靴下の必要性
- 老犬のナックリングの保護
- ケガや傷口の保護
- 道路面などの熱から守る
- 有害物質や薬物から守る
- 草むらや荒れ地を歩くとき
- 災害などの緊急避難時
老犬のナックリングの保護
老犬になると、つま先や足の甲を擦って歩くようになります。知らずにいて、血が出ているのを見て気付く飼い主さんもいます。
保護のため、ゴム引きのくつ下を履かせたり、ナックリングを補正するよう工夫されたサポーター付きの靴もあります。
⇒ナックリング防止サポーターと保護くつ下・シューズ
ケガや傷の保護
肉球を傷めているときの散歩履かせたり、ケガの治療中の包帯の上から履かせて傷口を保護します。
よく足の裏を舐める子は、靴下を履いて肉球の間がただれるのを防ぎましょう。
道路面などの熱から守る
夏の日中など、どうしても道路を歩く必要があるとき、火傷をしないよう路面の熱さから守ります。
昔と路面の温度もまったく違っています。気温だけでなくアスファルトやコンクリートも恐ろしく熱くなっています。
有害物質や薬物から守る
気が付かずに除草剤の撒いた後に歩いて、その足を舐めたため肝臓に障害が起こったことがあります。
冬季の融雪剤なども人が素手で触れないものです。犬が長時間歩くとただれてしまいます。
疑わしい所は飼い主が避ける必要がありますが、靴を履くことで有害物質から守ることができます。
草むらや荒れ地を歩くとき
草むらの雑草に混じって生えている、外来種のトゲのある植物(「メリケントキンソウ」など)によるケガが増えているそうです。
また、海岸・河原や山道の悪路で肉球を守るための備えておくと、安心して行動させられます。
災害などの緊急避難時
東日本大震災のときに、瓦礫やガラス破片で足を切る犬が多くいたそうです。災害救助犬も足をケガすることが多いそうです。
災害時の獣医のいない環境を想定すると、ケガをさせず安全に避難できるのが何よりでしょう。
予期せぬ「もしも・・・。」の時のために、普段から靴に慣らしておくことも大切だな〜と、思います。