犬の足腰の老化が分かるチェッポイント!
大型犬は7才くらいからシニア・老犬の仲間入りと言われています。
でも、実際に大型犬の7才なんて、ちょっと落ち着いてるかな?というくらいで、まだまだ元気元気です。老化なんてぜんぜん感じません。
ところが何年か経ったある日突然、いつも元気に過ごしていたはずの愛犬の後ろ足がふらつく・立てないなどの現象に直面することになります。
老化の影響はこんなふうに突然表れるイメージがありますが、実際はまだまだ元気な7才や8才から、少しずつ老いは進行しているわけなんですね。
ごく小さな変化が起きているんだと思いますが、どうしても気付きにくいのが現実です。
7才・8才・9才・・と歳を重ねる間に、少しでも早く老化の兆候に気づけば、対策も早くうてるのではないでしょうか。
犬の体の老化は、まず後ろ足に出ます
犬は前足7:後ろ足3の比率で体重をかけているそうです。
確かに、わが家のゴルくんを見ていても前足の力は強いのが分かります。
歳を取って脚力が弱くなってきても、前足がカバーしてなんとか歩けるので、後ろ足の筋力が知らず知らずの内に落ちていることが多く、ある時突然歩けなくなる。といったことになるんですね。
老化のサイン
老化が原因で筋力が低下してくると起こるチェックポイントです。
- 段差につまづく、踏みはずす
- 足をすって歩くようになった
- 横になるのにぐるぐる回って時間がかかる
- 横になるときドスンとお尻がおちる
- 寝ていて立ち上がるのに時間がかかる
- オスワリのとき横すわりになる
- 太ももが薄くなってきた
- シッポがいつも垂れている
- 腰が下がってきた(背中が曲がる)
- 骨盤や肩甲骨が浮いてきた
動物は歩けていれば健康を保つことができます。
健康で長生きするには、足腰を弱らせないことが何よりも重要です。
筋力の低下と同時に気をつけたいのが肥満です。
重すぎる体重は足腰関節の負担になり、歩けなくなる原因になります。
これまでのように、犬たちが動けなくなったら「歳だから仕方がない」と諦めるのではなく、筋力を落とさないために積極的にトレーニングを取り入れる時代になりつつあります。
●オスワリと立つ(スタンド)を交互に繰り返す。
●立ったままお手をして10秒間待たせる。
なども、簡単にできる後ろ足のトレーニングになります。
わが家のゴルくんも6才を越えました。
股関節形成不全を抱えていることもあって、先月から水中歩行のトレーニングを始めました。