シニア犬に合わせた心地良い環境を
犬の年齡を改めて確かめてみると、例えば大型犬の7才は人間で言うと55才くらい、10才だと75才くらいの年齡になります。
飼い主さんにしてみると、それまでの成犬時代の姿を知っているだけに、愛犬の老化の早さをなかなか受け入れにくいものですが、こうして人の年齡に置き換えてみると、その行動や身体の具合の変化も想像できてよく分かるのではないでしょうか。
犬のシニアと呼ばれるのが6才・7才を過ぎる頃です。この頃から運動量も減ってくるとともに、だんだん周りへの反応も薄くなって一日のほとんどを寝て過ごすようになっていきます。
体温調節機能の低下
年を重ねるごとにさまざまな身体の機能も低下してきます。
体温調節もうまくできなくなってくるので、寝床の環境は季節に応じて整えてあげることが大切になります。
老犬にとっての寒い時期の保温は大切です。
特に外飼いの子は寒い夜なら玄関など屋内に入れてあげることなども必要になってきます。
また、暑い季節は太陽の直射を避ける場所で、気温・湿度や風通しにも注意して涼しく 過ごせるように寝床を工夫してあげてください。
一日の殆どを過ごす寝床は、出来れば家族が見える安心できる場所、年を取れば飼い主さんからも目の届きやすい場所が望ましいですね。
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老犬の視力低下で注意したいこと
高齢になると視力は落ちてきます。白内障などで全く見えなくなる子もいます。
犬は視力が落ちてきても、これまで慣れている場所では、嗅覚もありますから割りと動きまわるのも大丈夫のようです。
とはいっても、生活している行動範囲内では家具の大幅な配置換えはしないほうが良いでしょう。
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