上手な病院のかかり方
普段から家庭でやっておくこと
老犬になると病院に行く回数が増えてきます。
愛犬の普段の様子というのは飼い主しか分からないことなので、観察して知っておくのも重要な役わりです。
診察の時に伝えることで、お医者さまにとっても判断材料として役立ちます。
【普段の体温】
犬の体温は肛門で測ります。
犬用の体温計があれば良いですが、人用の体温計でもカバーを付けて使えます。
肛門が難しい場合は 脇の下、太もも内側の付け根でも良いそうですが1度くらい低くなるようです。
【水の飲み方】
水の飲む量・回数 これは重要なので必ず診察時に訊ねられますね。普段元気の良い時の
ようすを観察していてください。
【ウンチとおしっこ】
おしっこは量・回数・色、ウンチは形状・回数 これらを知っていてください。
水の飲み方とも関連します。
【歩き方】
散歩の時の速度やようす(引っ張って歩く、尻尾のようす、立ち止まる、など)
【食事のようす】
食べ方(食いつき)・量 ・回数、おやつ
いつも3頭一緒に散歩をしていた頃、必ず先頭を元気よく歩く子が ある日なぜか皆んなの後ろをついて歩くようになりました。
同時に 水の飲む量・回数も増えていましたし、オシッコの量も多くなるなどの変化もみられました。
病院に行き診察を受けると子宮蓄膿症だったことがあります。
愛犬の様子をいつも見ていれば、「なんとなく変だな・・?」と変化に気づくとと思います。変だな?と感じたときはすぐに病院の診察を受けることをおすすめします。
病院に行く前に
老犬になり、歩くことも不自由になってくると病院へ行くのは犬にも飼い主にもとても大仕事になります。
急に様子がおかしくなったときはあわてて病院に走るまえに 前もって事情を話し、症状を伝えておくのがよいでしょう。
病院にもよりますが、症状によっては応急処置をおしえて貰えることもありますし、受け入れ準備もできて待ち時間が少なくて済む可能性がありますので まずは電話をしてみることをお勧めします。
定期健診のすすめ
動けなくなったり症状が悪化してから初めて病院にかかるより、シニアになったらかかりつけの病院を決めて、毎月1回は健康診断と健康相談をされるのが理想的です。
何ヶ月かに一度は血液検査もしてもらいましょう。
データが残るので体調の変化がわかりますし、今の状態で何に気をつけて生活すれば良いか?など 指導してもらうと病気予防にも役立ちます。
先手を打つ事で 元気に過ごせる期間が長くなります。