大型犬の老化のサイン
大型犬の老化現象は7才あたりから現れてきます。
鼻先や目の周りの毛が白くなってくるとそろそろシニアの仲間入りと考えてください。
この頃は動きに少し落ち着きが出てくるくらいで、まだまだ元気よく走ったり遊びも楽しめます。
さらに年齢を重ねるごとに身体にも行動にも老化による変化が見られるようになってきます。
目の黒目がうっすら白くなってきたり、耳が遠くなります。 寝ている時間が増えます。
座る立つ動作や歩き方がゆっくりとなって、それまで何ともなく出来ていた動作ができにくくなったりします。
例えば・・・
ひょいっと飛び乗っていた車やソファーを前に立ち止まって躊躇するようなしぐさが見えたり、ゆっくり上るようになってきます。
飼い主さんが帰宅しても、若いころは尻尾をちぎれんばかりに振って飛びついてきていたのに、玄関までのっそり現れるか、そのうちお迎えにも来ないこともあって、寝床でシッポの先だけパタパタさせている・・なんてこともあります。
音が聞こえにくくなっている可能性もありますが、ものに対する反応はだんだん鈍くなってきます。
筋力も弱くなるので、散歩では歩く速度もしだいにゆっくりになってきます。
運動能力も低下してきますから、こんな頃になると自転車を乗りながら走らせるような散歩や、過度の運動はやめておきましょう。
老化の兆候が見え始めたら 環境や生活にも少しずつ老いに向けた準備をしていきましょう。
環境や食事・運動を老犬の身体に合ったものにすることは不意のケガや病気を防ぐことにもなります。
何らかの障害を抱えて介護が必要になる前に、この頃から思いやりを持ってケアしていくことで できれば寝たきりにならずに健やかな老齢期を過ごしたいものです。
定期検診の回数を増やすこともおすすめします。そして、普段から動きやしぐさを観察して記録したり覚えておくことはとても大切です。
犬は痛いとか調子が悪いとかしゃべってくれません。
歳を重ねれば老化現象は起きて当然のことですが、あたり前のことと見過ごしていると老化に伴って起きる病気の前兆を見過ごしてしまいます。
いつもとなんか違う・・・と感じるときにはすぐに病院に相談しましょう。
健やかなシニア期を過ごすために 一番身近にいる私たちの気付きはとても重要になります。
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