クリックしていただくと病気の説明が表示されます | ||||
---|---|---|---|---|
甲状腺機能低下症 | 糖尿病 | 心臓病 | 前立腺疾患 | 子宮蓄膿症 |
歯科疾患 | 白内障 | 皮膚疾患 | 股関節形成不全 | 認知症(痴呆) |
会陰ヘルニア |
すい臓で作られる「インスリン」は血液中の糖の代謝を助ける役割りがあります。
過食などで必要以上のカロリーを摂取すると血液中の糖が多くなり、自動的にすい臓からインスリンも多く分泌するようになります。
このような状態がずっと続くとインスリンを分泌するすい臓の細胞が過労により疲弊してしまい、インスリンが分泌されなくなります。
すると、代謝できない糖が血液中に残り(いわゆる血糖値が高くなる)尿に糖が出てきたりします。
インスリンを分泌する細胞は一度壊れると元に戻りません。糖尿病が「不治の病」といわれるのはそのためです。
犬の糖尿病とは?
人と同じく原因は過食と運動不足です。
さらに、高齢になるほど基礎代謝が低下し運動量も減ってくるので、老犬になるほど気をつけたい病気の一つです。
歳に合わせて食事の内容や量を調節することが大切です。
糖尿病は命にかかわるような合併症も発症しやすいので充分注意してください。
中には膵臓の先天性の機能不全のためにインスリンを分泌できないという子もいます。
高齢犬になり肥満型の犬に多く見られます。
- ちゃんと食べているのに痩せてきた.。
- 水の飲む量が多く尿の量が多い
などの症状があるときは注意が必要です。
合併症を発症することも多いので早い処置をしてください。
糖尿病が原因で白内障や緑内障、腎臓、肝臓の臓器にも障害が出る可能性があります。
6歳以上のシニア犬ではオス犬よりメス犬の発症が目立ちます。
糖尿病になると完治は難しく、毎日定時にインシュリンの注射をうって血糖値を一定に保たなければなりません。
フードは病院で相談し、専用の療法食に変える必要があります。
合併症(網膜症・腎炎など)が怖いので悪化させないように注意してください。
人と同じように犬の肥満も糖尿病の他、さまざまな病気の原因となります。
病気の予防には普段の食事管理と毎日の適度な運動は大切です。
体重の増える原因は飼い主さんの自覚にかかっていますから気を付けたいですね。