犬の皮膚疾患とは?
皮膚疾患にはさまざまな症状やその原因があって、ひとくくりに説明はできにくいです。
老犬に多い皮膚疾患の原因
- 皮膚の抵抗力の低下。
- 甲状腺の機能低下。
- ホルモンバランス。
- 糖尿病。
- 肝蔵・腎臓疾患。
症状は脱毛や、皮膚の色素沈着、皮膚炎(発疹、水泡、膿、フケ、痒みなど)だけでなく、外耳内耳の炎症まで症状はさまざまです。
年齢に関係なくおこる皮膚疾患の原因
アトピー性皮膚炎
アレルギー(ハウスダスト・食物・植物)
細菌
ダニ
ストレス
薬品・園芸肥料
内蔵疾患。
ホルモンのアンバランス。など
原因と疑われる対象がさまざまなため、特定するには長い期間がかかることがあります。
フードやおやつが原因で痒みのでることも
アレルギーの無い犬でも、フードやおやつが原因で皮膚や被毛の状態に影響がでます。
わが家でも、「最近目ヤニがよく出るな〜。」と思って、初めて買ったおやつを止めてみると治ったことがあります。
目ヤニや耳を痒がるときはチェックしてみてください。
飼い主さんの原料の粗悪なドッグフードを見分けるチカラで、愛犬を守りましょう。
皮膚疾患のかゆみや痛みの伴うものはとっても辛いものです。放置すれば必ず進行しますから早め早めに対処してあげてください。
◆炎症の出やすい場所・・・赤くなっていないか見てあげてください。
- 下顎から胸。
- 腹や股の柔らかい部分。
- 耳。
- 目のまわり。
- 肉球の間。など。
◆犬の皮膚や様子で変わったことはないか観察します。
- よく体を掻いていないか?
- 脱毛がないか?
- プツプツやしこりがないか?
- 元気がなかったり、熱がないか?
定期的なシャンプーで清潔に保つことは言うまでもありませんが、ブラッシングやマッサージは血行を良くし、皮膚の老化を防ぎ健康に保つ効果があります。
普段から愛犬の体に触れ、皮膚の色などを知っておくと異常を発見しやすくなります。
早期発見して早く治療にかかれば疾患の広がりや悪化を食い止めることができます。
甲状腺の異常では鼻先に脱毛がみられるなど、原因が内臓疾患やホルモンの場合もありますから、小さな発疹でも軽視せず早急に診察を受けてください。
内蔵疾患やホルモン分泌から起こる皮膚トラブルは、疾患の治療と共に皮膚の治療が行われます。内服薬や外用薬とともに、ドッグフードも皮膚トラブルに適した療法食に変えるのが効果的です。
健康な皮膚を保つために、ドックフードやおやつは品質に注意して、安易に選ばないことも大切な予防になります。
また、病院で決められた療法食を与えているときはおやつは与えないのが原則です。
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